梨ノ箱

ツイートするには長すぎることを。

クソでか感情と光と闇と私

私は大学生の頃、心理学を専攻していました。

卒論も書きました。

卒論を書くにあたって、本当に一番最初に、どういったことをテーマにしたいか、とふわっとしたものでもいいから、候補を考えてきなさいという感じだったんですけど。

そこで私が最初にあげたのは

 

「二者の関係性における何か」

 

が、書きたいって言いました。

我ながらびっくりするほどふわふわしてましたね…。

そこから「何か」ってなんだ。っていう指導教授のツッコミを受けて(そりゃ、そうだ)、徐々に固めていった結果、恋愛関係における〜みたいなテーマになったわけです。(詳しいタイトルを晒すと下手したら身バレしかねないのでぼやかします)

教授はいろんな候補を出してくださいました。あれはどうだ、これはどうだ。みたいな。

そこで私はこうも言った気がします。

「いや、プラスの感情ではなく、どちらかと言えば、負の感情が良い」

それにしても、「恋愛関係」言語化してみると、どうしてか陳腐な感じがしてくる、ような…?

当時の私はそう思いつつ、全く違うとも言い切れない。とも思いました。

じゃあ、「友人関係」だろうか。

しかし、「友人関係」とも言えない。なんだか足りない。

でも、「恋愛関係」も正直言って、しっくりこない。

なんだろう。

なんで、こう、もやっとしているのだろう。

そんなはっきりしない気持ちを抱えつつ、卒論っていうものは常に締め切りを切られるものであったので、関係性は「恋愛関係」に確定して、卒論を進めて、完成させました。

あの時点の私が書けるのがそれだった、としか言いようがないです。後悔してるわけではないんですけどね。

 

しかし、しかしですよ。

今にして思えば。

この二者の関係性における何かって。

今で言う、いわゆる「クソでか感情」が一番しっくりくるのでは?

もう、当時から性癖の尻尾が出てしまっていたのでは…?

そう思うとお恥ずかしい限り。ほんと。

そもそも、心理学の卒論って、自分の興味や関心のあることを心理学を用いて分析・考察して書く場合が多いかと思うので、割と作者のパーソナルな部分が出るというか。結構、なんか赤裸々な気がするんですよね。微妙に心の内の部分を開けて書くというか。…私だけかな。テーマにもよるか。

 

それはともかくとして、私が関係性とクソでか感情に惹かれるのは既にわかっております。

今回は更に掘り下げて考えてみました。

私の推しカプたち、一見するとあんまり共通してなさそうというか、傾向がパッと見でわからないなあって思っていたんです。そのせいで、自分でも何にドボンするかわからないというドキドキ状態だったのです。

例えば、見た目や性格が類似しているとか、CVが同じだとか、似たような関係性(幼馴染、先輩後輩、上司部下…)だとか。そういうのが見えてこない。

うんうん考えてみて、初めてピンと来たものがありました。

 

「光属性」と「闇属性」の二人の関係性だと。

 

光が攻めとか受けだとか関係はありません。あくまで、どちらかが光で、もう片方が闇。

また、場合によって属性が逆転するのも有りだなと。リバと言うことではないです。あくまで、ただの属性の話です。

これで私の推しカプが全て(?)説明できる!

ただ、これだけだと、抽象的な話なので、具体例をあげていこうと思います。

今、私は幅広く沼に浸かっている関係上、その一つ一つについて紐解いていこうと思います。が、紐解く上で、当然ながら各作品たちの多少のネタバレを伴いますので、ご注意ください。

ここで触れるカプは以下の通りです。

 

喜多主(ペルソナ5

主花(ペルソナ4

荒真(ペルソナ3

三謝(天官賜福)

森主(未定事件簿)

 

以上のBL4組と男女カプ1組に、現在進行形で私が沼に浸かっている状態です。

(もし、カプ名間違っていたら誰か教えてください。マシュマロとかでも良いので。特に下2つは自信がないんです)

 

では、上から順に説明していきます。この時点でかなり長くなることが予想されますので、面倒だと思われた方はページを閉じてくださいね。いやマジで。私の趣味嗜好全開の記事なんでね。…ブログってそういうものか。

 

 

・喜多主

喜多川祐介(CV杉田智和)と主人公(CV福山潤)。

(主人公の名前はアニメでは雨宮蓮になっています)

私の中では、祐介が光属性、主人公が闇属性だと思っております。異論はもちろん認めます。あくまで私個人の解釈です。

祐介は実際には氷結属性のペルソナの使い手であり、主人公は複数のペルソナを使えるという設定なので、どうとでも取れなくもないですが、初期のペルソナは呪怨属性(闇属性的なやつ)です。

ペルソナっていうのは大雑把に言えば、もう一人の自分みたいなもんです。詳しくはググっていただけると良いかなと。まあ、この記事読んでる人は9割ペルソナ履修してる人だと思いますけどね!一応ね!

詳しく書いてると本当に終わりが見えないので、ざっくり書きますが、祐介はかなり不憫な境遇で育ちます。そこで酷い仕打ちを受けているところを主人公(怪盗団)に救われて仲間になります。

というか、ペルソナシリーズって結構不憫な境遇で育ってる子が多めなので珍しくないと言えば珍しくないんですけど。

その中でも祐介は、公式設定集の家族構成の欄に「天涯孤独」って書いてあるキャラです。絶句。

それでも彼は結構逞しく育ちます。彼はとある一枚の絵を心の支えにして、生きてきました。それと同時にその絵の影響から画家を志す少年なのです。

彼の優先事項はとにかく「絵」。三度の飯よりも画材を買うことを選ぶほど。

そんな彼は、境遇こそ辛いですが、絵の才能を持ち、それ故か、ちょっと変というか、天才肌なところがあって、おまけに美少年。残念なイケメンというやつです。しかし前向きに生きているのです。前向きにならざるを得なかった部分もあるのかもしれません。

彼と関係を深めていくと、度々「こいつ、図々しいな」と思うところもありますが、基本的には礼儀正しく、感謝を素直に伝えてきます。

天才肌であるのと、絵に熱中するあまりに、彼は人と関わることに慣れていません。そのせいか、子供のような素直さが垣間見えるのです。ああ…眩しい。

彼は度々、主人公を特別視しているような発言をします(それはみんなそうですが)。

彼なりの親愛の証なのか、ゴッホとテオの関係性を持ち出して、主人公に向かって「まるでテオだな」とか言い出す始末。しかもこれを言い出すのは、関係を深め出してからかなり序盤。テオ(自分にとっての唯一の理解者)認定があまりにも早い。余談ですが、私はペルソナ5を3周(無印を1周、ロイヤルを2周)したときにやっと、「あれ、信頼するの早すぎないか??????」と思いました。私の目は曇っていたのか?いや、曇っているのはむしろ今なのか?どちらかと言うと曇っていると言うよりは腐っていると言うのが正しいんでしょうが。

そんな彼は、関係性をかなり深めると「黒一色の世界でも俺の絵で塗りかえてやる、そこは希望に満ちていて美しいに違いない。それをいつか、お前に見せてやる(意訳)

なんて殺し文句を放ってきます。恐ろしい男です。

自分が主人公の隣にいることを信じていて、しかも、美しい世界に変えて、わざわざ見せつけてこようとしてるんですよ。

やだ、怖い。

 

その一方、主人公の方の説明いきます。

彼は傷害の冤罪を背負わされ、地元を追われて一人で東京にやってきます。居候先は親戚の家ですらないっていう…両親の知人のツテという薄めの関係性の保護司のところです。途中までは結構邪険に扱われたりします。もう初っ端からしんどい。

ちなみにオープニングから、逮捕された上に、拷問されるところから始まります。(殴られる、蹴られる、水をかけられる、注射を打たれる、拷問のフルコースですよ、ええ)あまりにもあんまりな始まりです。しかも、ペルソナシリーズの主人公は基本的にボイスがあんまりついていないのですが(会話は選択肢で進んでいくというのもある)、最初からCV福山潤の呻き声と咳き込む声が聞けます。いや辛いな。

そこから回想が始まり、上記の東京にくるところになるんですけどね。なんにしろしんどすぎる。

まあ、なので、先に説明した祐介に負けず劣らず、しんどい身の上です。

そのせいなのか、彼の一番最初のペルソナは最初の方でも挙げた通り、呪怨属性主人公が呪怨属性って良いのかそれって思いましたが、身の上を考えると腑に落ちてしまうのがまたきつい。これもまた余談ですが、ステータスに「運」っていうのがあるんですが、これがえげつなく低い。冤罪かけられてしまうくらいだから運がないっていうことかなと思うとまた切ない。

もしかして、歴代主人公はみんな呪怨属性なのか?と思って調べてみたら違ったっていう…(P4は電撃、P3は火)。なんなら、呪怨属性とか前作までにはなかったという…。

ペルソナシリーズなので、トゥルーエンドがあれば、バッドエンドも用意されていますが、その中には主人公闇堕ちエンドなんてのもあります。

なので、圧倒的に闇属性かなと。怪盗衣装も真っ黒ですしね。

そんな主人公を引っ張り上げてくれそうじゃないですか???????喜多川祐介という男は!!!!!

思い出してください!「黒一色の世界でも俺の絵で塗りかえてやる」って言ってたでしょ?!!!

いささか強引な持って行き方だなと、自分でも思ってます。

でも、本当に祐介は前を見ているんですよ。他にも引用したい殺し文句はまだまだあるんですが、そうすると本当に終わらないのでとりあえずここらで。

 

 

・主花

主人公(CV浪川大輔)と花村陽介(CV森久保祥太郎)。

(主人公の名前はアニメでは鳴上悠になっています)

二人は親友であり、相棒になります。(陽介は何回も相棒!って言ってくる。しかも、かなり序盤から)

この二人は、場合によって光属性と闇属性が逆転してる印象です。

ゲームはもちろん、アニメの印象が強い影響もあるかもしれないです。

主人公の初期ペルソナは電撃属性、陽介の属性は風です。

まずは主人公からいきましょうか。

P4の主人公は結構平和な境遇です。両親が海外転勤になったので、八十稲羽という田舎の叔父宅に居候になります。当然転校の上です。なので、寂しい感じではあります。

周りの扱いは都会から来たスタイリッシュなイケメン(ちょっと天然気味?)。割とチヤホヤ気味。

これだけだと光属性な気もしますが、先に触れた通り、ペルソナシリーズなので、当然バッドエンド(闇堕ちエンド)もあります。それらの薄ら寒さたるや…。

しかも、闇堕ちによっては、間接的とはいえ、人殺しになったりもします。なんなら陽介はそれに関して止めるどころか加勢したりしてます。マジかって思いました。アニメだとその一歩手前の描写までされてますが、そのルートを回避します。でもそれでも十分に怖いというか、鬼気迫る雰囲気が危うさを感じさせます。その辺りが闇かなあって。

 

では、陽介の方いきます。

彼は割としんどい境遇です。

主人公同様、都会から来た転校生ですが、主人公よりも転校してきた時期が少し早かった。

そして周りの扱いはと言えば、主人公とは対照的に、白い眼で見られてます。ヒソヒソされたり、わかりやすく悪口を言われたりなんて状態です。

しかし、彼に落ち度はないのです。

彼の父親は最近出来たショッピングセンター「ジュネス」ジャスコ的な感じ)雇われ店長なのです。

ジュネスが来てしまったことにより、地元の商店街は寂れてしまい、その恨みを買ってしまっているのです。「あの子と仲良くしちゃダメよ!」的な。典型的なやつですね。

そんな陽介は初見チャラい軽そうなキャラなのですが(無駄に顔がいいのもある)、ストーリー上、異世界にて、早々に彼の心の闇を目の当たりにします。

片想いしていた先輩の死。(連続殺人事件)

その先輩に疎まれていたというショック。

こんな田舎なんてつまらないと思っていた。

どこかで非日常にワクワクしている自分がいる。

…なんていう彼の思いが彼の負の部分の分身(シャドウ)によって、次々に露見します。

その自分の弱さだったり、醜さだったりを受け入れるとシャドウはペルソナに変化して使役することが出来るようになるという、一連のある種のパターン(異世界でシャドウ出現〜シャドウを認めてペルソナ化する)を見せられるという、本当に序盤の部分です。

そこから彼と関係を深めていくと、片想いしていた先輩の死を受け止めていく過程を見守ることになります。

ついでに、周りに酷い扱いをされても事を荒立てないように、ヘラヘラしてるのも見せられます。プレイヤーとしては、「お前、怒れよ!!!!!!」ってめっちゃ思わされます。

ちなみにヘラヘラしてる陽介の代わりに、酷い奴ら(言いたい放題の同年代の女子二人)に「黙れ!」って怒る主人公の発言(選択肢)が出る場面もあります。選択肢は大体3択ですが、ゲームの進め方にもよっては、1周目だとこの場面では「黙れ!」しか選べない可能性があります。他の2択(事を荒立てない感じの選択肢)は主人公のパラメータが一定のレベルに達してないと選べない選択肢なので…。

そこが今思えば、地味にかなりアツいところだと思ってます。

何かと言えば、P4の主人公ってそんなに血の気が多いキャラじゃないのです。

主人公は、他のいろんなキャラとももちろん仲を深めていけるわけですが、その中でも、そのキャラに代わって(守るために)、半強制的に怒る選択肢が用意されてるのってこの部分だけじゃないかな…?と。(違ったらすみません。ご指摘お願いします)

大体は、穏やかに諭したり、諌めたり、受け止めたり、すっとぼけたり、…という温厚で優しく、且つ少し抜け気味な感じが下地のキャラ作りがされています(と私は思っています)。

その中で、半強制的に怒る選択肢が用意されてる(2回目)。

しかも、ゲームで実際にそのシーンを目の当たりにすると、結構な勢いで食ってかかってる様子が見られます。

いくら、親友のためとはいえ、ガチギレじゃん主人公…。ってくらいキレてます。

食ってかかられた女子たちは文句言いながら退散するんですが、それに対して、陽介は「ありがとな」と言い出す始末。

お前、お前…。幸せになれよ。って気持ちになってきます。もはや「黙れ!」の段階で、私(プレイヤー)と主人公の気持ちが一体化を果たしましたね。(※個人の感想です)

そこから、もう少し関係を深めると、陽介が片想いしていた先輩への複雑な気持ちを受け止める過程で、彼は河原で思いの丈を語りながら泣き出してしまうんですが、そこで、主人公が胸を貸すのが場合によっては見られます。(事前にとある場面の選択肢で、決まった選択肢を選んでフラグを立てておかないと、胸を貸すという選択肢が出てきません)

ここらでようやく私は「あれ、様子がおかしいな…?」と思い始めましたね。

隠しフラグからの胸を貸すという選択肢。

そして実際にそのシーンを見ると、当時のモーションの限界なのか、わざとなのか、主人公は胸を貸すというよりは陽介を完全に抱きしめているんですよ。

私の幻覚かと思いました。でも本物でした。

しかもその後に「バッカやろ…そんなのは女の子にしろよなぁ…」とか言い出します。(いや本当それな)

でもそんなこと言い出す割に、全く離れる気配がない二人。

その後、暗転して「泣きじゃくる陽介を家まで送って帰った」という主人公のモノローグ?説明文?が挟まります。

おい、

おい。

待て、待ってよ。待って。

主人公くんよ。私を置いてかないでくれ。(情緒が迷子)

それまでの陽介との関係を深めるイベントって基本的に「途中まで一緒に帰った」とか、「陽介は先に帰った」とかで終わってたんです。

陽介の家の位置は公式設定集にも記載がなく、ゲーム中でも描写がないので憶測でしかないのですが、恐らく、主人公が居候している家とはあまり近くはない、なんなら河原から帰るとしたらお互いの家は反対方向という可能性が結構高いのです。(ジュネスの近くに花村家があるという仮定をしています)(それとこれは、アニメでの描写なのであくまで参考までですが、河原で別れてそれぞれ反対方向に帰るシーンもあったりします)

他キャラ(特に女子)だと、「家まで送って帰った」は割と見かけるんですが、男相手にはなかなかない。

それを念頭に置いて、今一度ご覧ください。

泣きじゃくる陽介を家まで送って帰った」

泣きじゃくっている。高校2年生の男子が。

河原で主人公が陽介の辛い気持ちを受け止めたら(胸を貸したら)、タガが外れてしまったのか、緊張の糸が切れたのか、泣き止むどころか、めっちゃ泣いちゃったんだろうことがここから読み取れます。

きっと、泣いている陽介が心配で、家が反対だろうと気にせずに送っていったのだろう。何せ、基本的に優しい(キャラ設定がされている)主人公なので。

かなりの深読みをすれば、泣きじゃくる陽介が一人で帰路につこうものなら、途中で通りすがった人に奇異の目で見られた後にヒソヒソされかねない。なんなら、その噂が町内や学校内に蔓延する可能性だってあるのです。(おい、思春期やぞ!)でも主人公が家まで送れば、ひとまずその悪意(?)からも守ることが出来るわけです。

ここでは、完全に主人公が光(もはや希望)で、陽介が闇であると解釈が可能かなと。

そんな恐ろしい過程を経て、最終的に、陽介は、主人公に対しての色々複雑な感情(羨望だとか諸々)を吐露した挙句、お前は俺にとって、特別だとか爽やかに言い放ってきます。急な殺し文句。なんだこいつは。空恐ろしいな。

河原で殴り合いだってします。

もう青春全部乗せを見せられるんですよ、こんなんハマるしかなくないですか???????

とはいえ、私が完全に主花沼に転がり落ちたのは、アニメの影響がかなりあるんですが、もう省きます。書いてたら本当にキリがない。

めちゃくちゃ雑にまとめるなら、「P4アニメ(無印)の12話はやばい。それ以降もみんなやばい」としか言いようがありません。陽介(光属性)を垣間見ることができます。

お時間ある方は、P4アニメ(無印です。ゴールデンの方ではありません)を1話から最終話まで見ていただけると、納得していただけるかと思います。是非。

 

 

・荒真

荒垣真次郎(CV中井和哉)と真田明彦(CV緑川光)。

現在進行形でP3Pをプレイしている関係上、私の解釈がもしかしたら多少変わる可能性がある二人です。

P3F及び、アニメ(劇場版)を履修済。P3Fについてはこのブログでまとめたのでかなり割愛しますが、P3Pは女主人公でプレイ中ですので、それを踏まえつつ。

P3Fではコミュ(主人公と特定のキャラの関係性を深める連続性があるイベントみたいなもの)がなかったですが、P3Pの女主人公版ですと、二人ともそれぞれコミュがあります。関係性を深めると恋人になることも、二股をかけることも可能(二股どころかそれ以上も可能。怖い)というシステム。

二人は幼馴染であり、親友であり、幼少期から同じ孤児院で育ったため、もはや家族に近い。「シンジ」・「アキ」と呼び合う仲。…という関係性。(公式設定)

その時点で怖いな怖いなーって思ってたんですよ。でも、見た目的にハマらないタイプのキャラかなと思っていました。そんなわけありませんでした。

この二人だと真次郎が闇属性で、明彦が光属性だと思っています。

二人のペルソナの属性としては真次郎は無というか、「物理」になるのかな。得意な属性もないし、弱点属性もない。覚える技が物理系なので、物理かなと。明彦は電撃です。

こないだ散々書いたので、主にP3Pの情報を足しつつまとめようかなと。

真次郎が闇だと思うのはやっぱり抱えているものの辛さですね。故意ではないにしろ、結果として人命を奪ってしまった。しかもそれはある少年のたった一人の母親を奪ったのだという十字架を背負っている。きっと自分のせいで女性が命を落としてしまったその時から、彼の時間は止まってしまったのでしょうね。死に場所を探してる感がすごい。P3Pの追加エピソードから、不器用ながらも本当は優しくて面倒見が良くて、っていう人柄がわかりやすく伝わってきて辛さ倍増です。(P3Fの段階では、多分そうだろうなくらいの匂わせ程度の感じだった)

それに対し、明彦は圧倒的な光属性。前向きな男。無理矢理前向きになったタイプかと思われます。幼少期、火事により、妹を亡くしてから、強くなりたいと思い、ストイックにボクシングに打ち込んできた圧倒的に強い男。後ろを振り返っても妹は戻ってこない。だから、また何かを失わないように、強くなるっていうタイプの、危なっかしさを秘めています。

妹を亡くして塞ぎ込んだ明彦を見て、幼心にこいつを守ると決めた真次郎。(公式設定)

どちらも不器用で、優しい。でも、ずっと一緒にいたせいで遠慮がない。だからぶつかりあったりもするっていうのがもう…ああ…。

P3Fの時点で、明彦は真次郎に何度も戻ってくるよう説得するし、戻ってきたら「シンジ、シンジ」と、やたらめったら話すし、なんなら終盤には行動指針にまでしていて、彼は失っても、失ったもののために生きるという男なんですよね…。

そんな感じだったので、真次郎は言うほど「アキ」のことを考えていないかと思っていました。

でも、ここでおさらいです。はい。

妹を亡くして塞ぎ込んだ明彦を見て、幼心にこいつを守ると決めた真次郎。(公式設定)

更に、P3Pの追加エピソードではすぐ「アキ」の話をしてきました。何度も。

あいつは大丈夫なのか、ちゃんとやれているのか。戦い方が危なっかしくて注意したら顔面殴られた。いつものことだから気にすんな。

なんてことも話してきました。なにそれ。めっちゃ気にかけてんじゃん。もう本当に心配してんじゃん。

「アキ」のことばっかりじゃないか…。

基本前向きな明彦が後ろを向きそうになった時、前向きでいられるように、ぶっきらぼうだけど背中を押してやったりする。

光が強ければ強いほど、影が出来るのは当たり前のことですが。

そういう関係だと思うんですよね。

この二人の恐ろしいところはそれぞれのペルソナの元ネタ(神話)が双子という部分に凝縮されています。

カストールが真次郎。ポリデュークスが明彦。

よくよく見ると、似た姿をしているんですよ。

ペルソナはもう一人の自分なんですよ?!!!我は汝、汝は我なんです!!!!!

それが双子?!!!もう大変ですよ(?)

諸説ありますが、神話上だと、カストールの方が兄であり、人間。ポリデュークスは弟で、神。それ故に、カストールは先に死んでしまうという逸話があるそうです。

あまりにも、あまりにもすぎませんか…。

 

 

・三謝

※このカプの良さを語る上で、割と重要?なネタバレは避けられないので、ネタバレ見たくない方は本当に読まないようにしてください。

※また、私が履修したのはアニメだけであり、原作小説(日本語版未発売)は未履修ですので、下記に記載する情報が間違っている可能性もありますので、重ねてご了承ください。

(今、かなりのスローペースで中国版を読んでいるところですので。。。すみません)

三郎(サンラン)(CV福山潤)と謝憐(シエ・リェン)(CV神谷浩史)。

中国ファンタジーの世界観であり、中国アニメですので、CVは日本語吹き替え版です。

この世界観では、天界(神様の世界)、下界(人間の世界)、鬼界(鬼の世界)という3つの世界で成り立っているそうです。

鬼は下界を乱す存在(元は人間)のようです。つまり、神にとっては鬼は敵なのです。

では、二人の話を。

どちらが光属性で闇属性なのかというと、謝憐が光属性です。謝憐はざっくり言うと人間ではなく、神様です。

元は人間だった(一国の太子)のですが、どうやら功徳を積んで認められると飛昇と言って神様(神官)になることができるというシステムのようです。

皆からは太子殿下と呼ばれていますね。(以下、謝憐を殿下と書きます)

アニメ序盤にて、とある事情で功徳を積まなければならないということで、半強制で人助けのために下界へ行ったわけですが、そんなことをしなくていいんじゃないか…?ってことまでするので、人が困っていると放っておけない、優しい性格のようです。

そんな彼は、「私は万人を救いたい」と理想を掲げていました。(今はそれを青臭かったと恥じている?ようですが)。

そのため、過去に、「もう生きられない、何のために生きればいいのか」と、ある人物に問われ、「生きる意味がわからなければ、私のために生きなさい。生きる意義がないのならば、この私を生きていく理由にすればいい」と説いたことがあるのです。

自ら人の道標となるその姿勢は圧倒的光属性かと思われます。

では三郎はなぜ闇属性と言えるのか。

それは彼が、鬼界の王・花城(ホワ・チョン)が化けた姿だからです。

鬼界には四天王的な鬼がいるのですが、その中でも、花城は最強の鬼のようです。(とにかく強く、過去に勝負をした33人の神官は全く歯が立たなかったという)

その彼と殿下でなぜカプになるのか???????

ここでおさらいです。

「生きる意味がわからなければ、私のために生きなさい。生きる意義がないのならば、この私を生きていく理由にすればいい」

と説いたわけですが。

そう説かれた人物が、恐らく、人間であった頃の花城だった(と思われる)からです。

彼は、花城の姿ではなく、三郎という少年の姿で、殿下の前に現れるのですが。(それも本当に唐突に出てきます:アニメ4話)

彼は鬼とは思えないくらい、出会ってからずっと殿下に親切です。

しかし、殿下に害なす者には容赦しないという描写がところどころにあります。

その好意がもはや狂気を感じるところもあります。

彼が鬼になってしまった理由は、アニメを見るだけではわからないのですが…。

ああ…早く小説版読み切りたいけど、中国語難しい…

なので、まだまだ解釈の余地がありそうです。。

あと、アニメはとても綺麗で丁寧に作られていて、ストーリーも面白いので、オススメです。気になった方がいらっしゃれば、是非。

 

 

・森主

森月黎(CV福山潤)と主人公。

未定事件簿はいわゆる乙女ゲーですので、主人公はプレイヤーなわけで、CVはありません。固定の名前もないです。

そして割と勝手に喋ります。ちょこちょこ選択肢は選べるものの、結構しっかりとキャラ付けされています。そのキャラ付け的に、とにかく前向きで勤勉で一生懸命な新米弁護士なのです。これはもう完全に誰がなんと言おうと光属性でしょう。

その一方で、森月黎は犯罪心理学に精通した精神科医という攻略対象キャラです。このゲームでは他に3人の攻略対象が居ますが、その中で一番ミステリアスです。

個別ストーリーやカードストーリーを読む限り、ハーフで、その祖国にあまりいい思い出はないのと、その国では結構やんごとない立ち位置であったことが窺えます。

そしてちょこちょこ垣間見える主人公への興味や好意。…そして執着、狂気

詳しいことを書くとその個別ストーリーのネタバレになるので書きませんが、涙しながら主人公から見えない位置で微笑んだりすることも…。

その感じから、闇属性かなと。

あとゲーム開始すぐの時点でかなり怪しいっていうのもあります。(なんか催眠術してくる)

このゲームは、乙女ゲーなので人を選びますが、ストーリーは普通に面白いし、主人公は応援したくなるのでやってて楽しいです。興味を持たれた方がいれば、是非。

 

 

以上です。

私はクソでか感情と、光と闇の二人の関係性に弱いというまとめでした!!!!

そのつもりだったんですが。

気付いたら、挙げたカプ及び、作品のプレゼンになってますね。何故…???????

 

しかも、長すぎるという。(1万字を簡単に超しました)

本当にここまで読んでくださった方いらっしゃるんでしょうかね。

いらっしゃるとしたら、お付き合いありがとうございました。

ただの個人の性癖語りでしたが…。

 

では、梨でした!